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石材業界の発展を考える 富山県石工技能士会

活動報告

25周年記念事業 世界遺産アンコールワットとアユタヤ遺跡 井戸掘り活動


富山県石工技能士会設立25周年記念事業として、平成16年11月10日〜14日の5日間、世界遺産の
アンコールワットとアユタヤ遺跡を見学する視察旅行(旅行団長=田口覚氏・12名参加)を行い
ました。古代カンボジアのアンコール王朝により建造された多くの石造建築物とともに、精緻な
浮き彫りとその装飾などのすばらしさを堪能し、当時の壮大な建築現場を想像せずにはいられな
い情景に感動もひとしおでした。特に最大の規模と最高の芸術的価値を持つアンコール・ワット
視察では、先の内戦の傷跡や自然崩壊によって崩れ去った部分の修復作業をしている現場にも足
を運びました。現在、日本や各国からの支援で多くの技術者が再建を手助けし工事が進められて
いました。工事現場内には、切削機やカートクレーン、5tレッカー等、最新機械も導入されてい
ましたが、やはりまだ人力に頼った施工が支流で炎天下の中さし刃で合場をすり合わせている職人
さんと会話を交わしました。職人さんたちは「修復完成はいつまでかかるか分からない」と聞きま
した。今回の視察研修旅行では多くの石造建築を視察して、古代の技術の高さに感動、一切の妥協
を許さない古代人の果て無き探究心に、石材業を携る者としては襟を正し、後世に残る仕事だとい
うことを改めて肝に命じた大変有意義な旅行でした。是非、機会があれば皆さんも訪れることをお
勧めします。また、現地の飲み水事情が悪いことからJHCアンコールツアーを通し、「井戸掘り」
ボランティア事業に参加致しました。
                                   報告 内生蔵雄治氏


 25周年記念事業活動のひとつとして、カン
 ボジア・シェムリアップ州全体地域対象
「井戸掘り活動」に協力させて頂きました。
 日常村人生活の中で直面している水の問題
 
は、5mの井戸水を日常生活水として使用
 しています。
 村人の生活向上、水質・衛生面まで考えて深
 さを30mの基準で井戸掘り活動が始まりま
 した。
アンコール・ワット 世界遺産の彫刻前にて
寺院僧侶と記念写真 寺院内

富山県石工技能士会

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